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香川県の農業・漁業の特徴と現状
Circumstance

特徴 香川県の農業・漁業の特徴

香川県は四国の北東部に位置し、地形は半月形で、南部には讃岐山脈が連なり、
北部には讃岐平野が広がっています。
北に臨む瀬戸内海には、
小豆島(しょうどしま)をはじめとする大小133の島々が点在しています。

年間日照時間が長く温暖な瀬戸内の恵まれた気候風土の
下で多種多様な農産物を栽培しています。
また、京阪神市場に近いという条件を活かして、
米と野菜・畜産などを組み合わせた複合的な経営や、
施設園芸などの集約的な 農業経営を行っています。

水産業では、多種多様な地魚を対象とした漁船漁業、
県魚「ハマチ」を中心とした魚類やのりなどの養殖業が営まれています。

現状 香川県の農業・漁業の現状

農業従事者の高齢化、産地間競争の激化、
農産物価格の低迷など農業・農村を取り巻く環境は
厳しさを増していますが、農業産出額の減少に歯止めがかかり、
経営規模は増加、新規就農者や集落営農組織も着実に増加、
ブランド農産物の生産も拡大するなど明るい兆しも見られています。

しかし狭小な農地や特殊な水利慣行など
県の課題があり、担い手だけですべての農地や水利施設の利活用・
維持・管理は困難な現状があります。

また漁業就業者の減少や高齢化も進んでおり、
漁業経営体数も減少しています。県などでは、
新たな漁業就業を支援する「かがわ漁業塾」の取組みなどにより、
就業者の確保・育成に努めていますが、
新規就業者数はおおむね横ばいで、漁業就業者の減少が続いています。

ブランド水産物や地魚については、業界団体と連携し知名度向上、
多様な流通・販売ルー トの確立に取り組んできており、
特にオリーブハマチなどは県内外での認知度が高まってきています。

高松農水連携協議会の取り組み

我々高松農水連携協議会は地域のコミュニティを活かし地域の後継者育成、
高齢化による世代交代・経営継承の支援に取り組んでいます。
また地産地消・食育をメインとした収穫体験イベントの運営・農泊事業などの活動や交流を通して、
次世代を担う子どもたちに多彩な一次産業の大切さを伝えるとともに、地域活性化に積極的に取り組んでいます。
またこれからの一次産業の未来の担い手の確保・育成の為、 新規就農者・新規漁業就業者をはじめ、兼業農家や半農半X、
農外企業なども担い手として幅広に捉え、県内外、海外から意欲ある多様な人材を呼び込む為、
農業・漁業の魅力を伝える情報発信や交流の機会充実に協議会として取り組んでいきます。